こんにちは。
前回の記事「自分の感覚を信じる①」に続く、もう一つの体験です。
ある霊的な存在との対話を記録した本。感銘を受けた方は世界中にいますが、私もその1人でした。
世界的ベストセラーとなったこの本の著者がどんな方なのか興味が湧き、巻末を読むと、そこには著者が絶賛しオススメする、あるヨガ団体が紹介されていました。
ヨガ団体は全国展開していてうちの近所にもあることが分かり、友達を誘い興味津々で見学に。
スタジオでは老若男女問わず10数人がレッスンを受けていました。ヨガというよりは健康体操のようで、ヨガのポーズも５つだけ。
講師は2人とも女性で物腰が柔らかく朗らかな方々でしたが、以前空手をやっていた私にこのレッスンは物足りなく月謝も高かったので、入会はしないつもりでした。
ところが友達から、まさかの「やってみたい」というセリフ。誘った手前、私も付き合いで入会することに。
それでも通ううちに仲間も増えて、レッスン後、先生が淹れたお茶を頂きながらその日のレッスン体験をシェアする時間も、最初の頃は楽しいものでした。
ある日レッスンに新しいプログラムが加わったのですが、そのプログラムに私は固まりました。
電気を消して薄暗い中で、全員で呪文を唱え身体を叩きながら奇妙な動きをするレッスン。見学したときには見なかった、、、というか多分見せなかったのだと思いますが、先輩たちは真剣にやっています。
最初は戸惑いましたが、集団意識というか同調圧力というか、皆やってるから大丈夫と自分に言い聞かせ、慣れようとしました。
それから１ヶ月が経つ頃、先生が私たち新人を１人づつ個室に呼び、先生自らマッサージ。次のステップに進む時期だからと、セミナーを勧めて来るのです。
マッサージと会話でリラックスさせ、生徒の心を開かせて受講の申し込みさせていました。５００万円という大金をつぎ込んで講師を目指した方は、ここまで来ると、お金がムダになるから後には引けない。という事でした。
受講は必須ではないし高額なので、「私は受けません」と断固として断り続けましたが、何度も勧めてくるのでさすがに不信感を持ち「これ以上勧めるなら辞めます」と先生に宣言。
それ以降勧められることはなくなりましたが、そんな私とは裏腹に、友達はまるで先生のお弟子さんのようにお茶を出したり、生徒のノートの回収もやるように。
奇妙なプログラムへの違和感、先生への不信感がどんどん高まったので、私は友達と一緒に辞めようとそのことを伝えましたが、衝撃的な事実が発覚。
彼女はいつの間にか、講習を幾つも受けていた上に長期会員になり(一括払い)、しかも個人レッスンまで受けていました。かなりの金額をつぎ込んでいるはず。
聞くと、「全て自分の意志で決めたし、充実している。」と言います。
よそよそしくなった友達と縁が切れた気がして、誘ったことを悔やみましたが、彼女にはこれが合っていたのでしょう。
対話本の著者が絶賛し、熱く語り、お勧めしているヨガ団体でしたが、私は自分の感覚を信じました。奇妙なプログラムも、先生の執拗なセミナーの勧めも、傍から見ておかし過ぎる。。。
その後レッスンに行かなくなった私に先生から何度も電話が来ましたが、きっぱり断って、それっきり。
冒頭に戻りますが、この出来事で一番ショックで不可解だったのは、友達のことよりも対話本の著者が、なぜこの団体を絶賛し、関わっていたのか。でした。
あの素晴らしい本を書いた人がなぜこの団体と？ずっとモヤモヤしていましたが、数年後、突然その答えがやってきました。
「高級霊(神)は名乗らない」
※ 補足ですが、「神」とは宇宙の自然法則や因果応報のことで、怒ったり嫉妬したりするような、人格のある存在ではありません。別の記事でもう少し詳しくお伝えします＾＾
シルバーバーチの言葉を解説するサイトでこの真理を見つけたとき、一瞬で腑に落ちました。
つまり著者は、神と名乗る未熟な霊と繋がっていたのかもしれません。
本の内容は、そうとは分からないくらい巧妙で素晴らしいと感じましたが、あのヨガ団体との繋がりがその答えなのかもしれません。
この件以来、私は幾つか似たような体験をしたため、この手の発信は内容も発信者も一旦は吟味するようになりました＾＾;
結論として、未熟な霊でも人を感動させられるし、誰かの過去や未来ぐらい言い当てられるし、キラキラワクワクもします＾＾;
全ては媒体(霊能者)の在り方次第です。
「審神者(さにわ)」という職業があります。神(霊的な存在)を審判する者です。
簡単に言えば人間とコンタクト(チャネリング)を取りメッセージを送って来る霊が、高級霊(善霊)か未熟霊かを見分ける仕事なのですが、そういう職業があるくらい見極めが難しいのです。
メッセージを受け取り伝える方々の中で、自分を疑う、顧みる方は多くありません。その方の日常生活がどうであるか、が見極めのポイントになると思います。
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「霊界から通信を送ってくるのは高級霊とは限りません。実際に、霊媒を通じて地上人に語りかけてくる霊の大半は、低級霊やイタズラ霊なのです。」
「低級霊を見抜き、それを取り除くことは、古来より「審神者の役目」とされてきました。今私達は、現代の審神者としての能力を身につけることが要求されているのです。」
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