F1、遺伝子組換え種子(GMО)に続き、在来種や固定種について。
在来種とは、昔ながらの種です。

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私がイメージする農業というのは、種を蒔き、収穫した野菜から採った種を翌年蒔いて、また収穫する。という当たり前で自然のサイクルそのものでしたが、実際はかなり違ってました。
当たり前と思っていた農業の基本が、今や禁止になっている事実。

私が青梅に引っ越して僅か2ヶ月で元の部屋に戻った数日後、近所の大学で開催される「種の無料セミナー」のチラシがポストに入ってました。
すごいタイミング!迷わず参加。
このセミナーも、人生観を変えた出来事の一つです。

先ずはスライドで、同じ条件下で発芽させた F 1 の種と在来種の違いを見ました。
その差はまるで、のび太とジャイアン!

食べ比べでは私も含め、8割の人がF1を美味しいと感じました。

F1は人の味覚に合わせて改良されているので、食べやすいように甘みがあり、配送でできるだけ多く運べるよう野菜の形が一律になるように改良されています。

嬉しいことに、セミナーで隣の席だった農家の娘さんのお誘いで、翌週、種の主催者のSさんの農園に見学に行き、これをきっかけに、私は毎週押しかけ援農に行きました。

草むしりや種蒔き、収穫や種の選別。楽しかったので、私は農業に向いてるのでしょうね😆
水撒きはなく、雨一択という自然に任せる徹底ぶりがこだわりどころ。
余計なものを入れない土は、そのまま食べれるほどでした。

採りたての様々な野菜を試食させて頂き感じたのは、スーパーとS農園さんでは野菜の味はもちろん形が不揃いなこと。
特にトマトはリンゴのように硬くて青臭く、野菜たちの形は個性的。

こんな良質な野菜が、軒先で「1袋200(300)円」で置かれてたんです。スーパーより安い😳(現在は分かりません)

野菜が売り物になるまで8年かかったそうです。
Sさんのご好意で野菜を「好きなだけ」頂いて帰り、同僚や友人に分けました。

在来種の、こんな健康的な野菜を毎日食べてたら、病気の1/3は治るのでは?

そんな思いがいつしか精進料理を作るようになり、誰かを招待しては感想を聞く。
そんなことを始めましたが、農家さんとのご縁が切れて、その思いは自然と消えました。
その2年後、スイーツを作ることになります。

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ところで、前回の記事で、遺伝子組換え(GMО)の大御所「モンサント」という企業の話をしました。

援農当時、私が一番驚いたのは、この企業の大株主が世界的なOS企業で有名なCEO、びる様ということ。
そして当時はまだ建設中でしたが、軽井沢に建てた豪邸に世界中の種子(在来種)を保管しているとのこと。

Sさんご夫婦に話したら、驚きもせず、「そんなの(自然栽培農家の中では)有名な話だよ」
と、私や世間が知らない情報をたくさんご存知でした。

そして2018年4月、種子法廃止という法律が制定されました。

③に続く。

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